1. はじめに
-広島大学病院のtuning方法について-
料理人が予め包丁を研ぐように、切れ味のある脳磁場計測を行うためには、センサーのtuningが欠かせません。
周波数解析などを行う際に、センサー雑音が少ないということは非常に重要な意味を持ちます。
ニューロマグ、エレクタのtuningの説明書もありますが、その内容は基本的にNeuromag 122用で、
Neuromag SystemやVectorViewでは「?」と思われる内容や説明不足の部分もあります。
ニューロマグ付属のTunerというソフトのauto tune機能を使えばある程度はtuningができるのですが、
センサー雑音をもっと少なくするために、Tunerのmanual tuneを用いています。
妥当かどうかわかりませんが、今までの経験で最もよいと思われる方法について説明します。
きちんとtuningするには約1時間くらいかかります。
またデュワーの位置が、椅子用かベッド用の位置かで、
またはヘリウムの量で最適Bias、Offs、Gateは変わってきます。