脳磁図周波数解析


通常のダイポール推定に加え、脳磁界の周波数解析なども行っています。
30秒安静閉眼し、30秒開眼した脳磁図データをフーリエ変換しました。 センサー毎の周波数スペクトラム(0〜60Hz)を示します。

閉眼時に後頭部のセンサーで10Hzのスペクトラムが高値になっています。

下図はGraphのFFT機能を用いてセンサー毎の周波数パワー値を求め、 8〜14Hz(α波)帯域の活動を脳表に投射しましたものです。 上段は閉眼時、中段は開眼時の8〜14Hzの帯域の活動を示します。 閉眼時に見られた後頭葉の8-14Hzの活動は開眼時には弱くなっています。 下段は開眼時の活動を閉眼時の活動の大きさで割り算し、対数(デシベル)表示したものです。 開眼によりα波が抑制される部位は主に後頭葉であることがわかります。


5秒間の閉眼時および開眼時の8-14Hzのalpha帯域の磁場活動を脳表に投射した画像を動画化しました。

閉眼時 7,002kB

開眼時 5,827kB

8-14Hz alpha band activiyties 0-30 with eyes closed, 30-60 with eyes open

MPEG1 movie ATTENTION! 21.9MB
Currents estimated by menas of standardized low resolution electromagnetic topography (sLORETA)