はじめに
広島大学病院では主に米国Neuroscan社製の刺激提示装置STIMを使って、脳磁図の各種誘発検査を行っています。
このSTIMはDOS仕様となっていて、以下の制約があります。
- ファイル名は8文字まで 日本語不可
- 画面は640x320ドットまで(800x600も可能?)
- 扱える画像ファイルはCUTファイルと256色のPCXファイルのみ
- 扱えるサウンドファイルはSNDファイルのみ
- MS-Windows98をMS-DOSモードで再起動して初めてSTIMが使えるようになる
- 乱数が使えない
マルチタスクが可能なWindowsでは、上手にプログラムしないと刺激定時時間が不正確になるため、わざわざDOS仕様のSTIMを使うのだそうです。
一応提示用の画像ファイルやサウンドファイルをSTIMで作ることはできるのですが、なかなか思うようにいきません。
そこで、MATLABなどを使って提示ファイルをつくることにしました。
MATLABを使えば提示する視覚刺激や聴覚刺激は簡単に作れるのですが、実際の課題遂行の際、時間制御がうまくいかないことがあります。
そこでMATLABでの課題遂行を諦めてVisual C++で課題遂行プログラムを作ることにしました。