SCEファイルの作成 1
SSP行列をいちいち作るのは面倒です。そこでこの処理を自動化させた関数CalcSSP.sceを作ります。
MATLABのMファイルに相当するものが、SCEファイルです。書式は
スクリプトSCEファイルが
処理1;
処理2;
・・
・・
endfunction;
です。実行させるには
exec('スクリプトSCEファイル名');
とします。
また関数SCEファイルは
function [戻り値]=関数名(引数)
処理1;
処理2;
・・
・・
endfunction;
です。関数SCEファイル名は関数名+拡張子.sceです。関数SCEファイルを組み込むには
getf('関数SCEファイル名');
とします。
消去するには
clear('関数名');
とします。
endfunction
がある以外はMATLABと同様です。
これらSCEファイルを作るにはSciPadなるエディターを使います。直接
scipad();
と入力するか、メニューバーのEditorをクリックすればSciPadが起動します。
SciPadの外観です。
以下のような関数SCEファイル
CalcSSP.sce
を作成します。
n=size(PCA,2);
でPCAの列の長さを得ます。次に
for x=1:n;・・・;end
のforループを使ってn回PCA_000x*PCA_000x'を引き算します。
最後にメニューバー->File->SaveAsを選択し、CalcSSP.sceという名前で保存します。
.sceは必ずつけてください。
getf('target_folder/CalcSSP.sce');
とすれば関数、CalcSSPが組み込まれます。
SSP=CalcSSP([PCA_0001,・・・・,PCA_000n]);
とすればSSPの行列が得られます。
[PCA_0001,...,PCA_000n]をその都度書くのが面倒なので、以下のように作り直します。
新しい関数SCEファイル名は
CalcSSP2.sce
です。
体性感覚誘発磁界の波形を表示します。
getf('.../CalcSSP2.sce');
loadmatfile(xgetfile('*.mat'));
time=ave_0001(:,$);
MEG=CalcSSP2(ave_0001(:,1:306));
plot2d(time,MEG);
xset('use color',0);xgrid();