SPM12で標準脳化した中心溝をBrainVISAで計測

内容

SPM12で標準脳化した中心溝をBrainVISAで計測... 1

SPM12の起動... 1

DICOMファイルのNIfTIファイル化... 1

SPM12による標準化... 9

BrainVISAのデーターベースに登録... 20

脳表・脳溝のメッシュ化... 22

中心溝の同定... 29

中心溝の計測... 35

 

 

SPM12の起動

SPM12を起動し、fMRIを選択します。

DICOMファイルのNIfTIファイル化

MRIcronNIfTIファイル、〇〇niiを作成済みでしたら飛ばして構いません。但し圧縮形の〇〇.nii.gzだとSPM12は認識できず標準化できません。

DICOM Importを選択します。

DICOM filesをダブルクリックします。

DICOMファイルを選択します。

Doneを押します。

Output directoryをダブルクリックします。

右でフォルダを選択後Doneを押します。

をクリックします。

計算処理されています。この温度計マークが消えるとniiファイルが作成されています。

NIfTIファイルが作成されました。

Batch Editorは不要です。閉じてください。

SPM12による標準化

NormaliseNormalise (Est & Wri)を選択します。

Dataをダブルクリックします。

Image to Alignをダブルクリックします。

先ほど作成したniiファイルを選択します。

Doneを押します。

Images to Writeをダブルクリックします。

先ほど選択したniiファイルをここでも選択します。Doneを押します。

Voxel sizesをダブルクリックし、Specifyを押します。

1 1 1に書き換えOKを押します。

を押します。

標準化中・・・。画面の線が消えたら終了です。

ws・・・が標準化されたniiファイルです。

Batch Editorは不要なので閉じます。

SPMも終了します。Quitを押します。

 

BrainVISAのデーターベースに登録

標準化したファイルをLinuxUbuntu 12.04)側のフォルダにコピーします。

Ctrl+Alt+Tで端末を開き

/opt/brainvisa/BrainVISA

BrainVISAを起動します。

Data ManagementをクリックしimportT1 MRIImport T1 MRIを選択し、ダブルクリックします。

をクリックし、ws〇〇.niiを選択し、Runを押します。

終了後Import T1 MRIを閉じます。

 

脳表・脳溝のメッシュ化

Morphologistを選択し、Morphologist 2015をダブルクリックします。

Talairach Transform…Sulci Recognition2つにチェックをいれると自動的にSulci graph morphome…にもチェックが入ります。

をクリックしてws〇〇.niiを選択しOKを押します。

t1mri:をクリックします。

Anatomistが起動します。矢状断を選択します。

前交連・後交連・大脳半球間裂・左大脳半球の座標を指定します。

スライドバーを操作して正中を選択し、前交連をクリックします。

前交連のをクリックし、座標取得します。

後交連をクリックします。

後交連のをクリックし、座標取得します。

前額断を選択し、スライドバーを移動させ、半球間裂をクリックします。

半球間裂のをクリックし、座標取得します。

左半球をクリックします。

左半球のをクリックし、座標取得します。これで準備完了です。Runを押します。

計算中です。

終了しました。

 

中心溝の同定

left_graph:をクリックします。

AnatomistLws〇〇.argが表示されます。Brows.にドラッグします。

Browserが開きます。Graph nodesunknownがいっぱいあります。

マークがになっていることを確認します。マウスホイールのドラッグで画像を回転させ、ホイールを回して拡大・縮小を調整し、中心溝を見つけます。

を選択し、中心溝をクリックします。該当するnodes赤になり、unknownが反転します。ダブルクリックします。

unknowncsにします。

Enterキーを押します。

unknowncsになります。

中心溝の他の部位をクリックします。csに書き換えたところは青で表示されています。

上記の要領で中心溝のnodesを逐一選択し、全部csと書き換えます。Objectをクリックするとcsがまとまります。

Anatomistに戻り、Lws〇〇.argを右クリック→FileSaveを選択します。

上書き保存します。

中心溝の計測

Cortical SurfaceanatomySulcus Parameterization 2015をダブルクリックします。

をクリックします。

選んだ大脳半球側でLabelledでないCortical folds graphws〇〇を選択します。

label_values:csとし、をクリックします。

Data typeSulcus meshFile formatMESH meshsulcus_namecsとするとSulcus meshが表示されます。

Okを押します。

Runを押します。

計算が終了しました。sulcus_mesh:をクリックします。

計測した中心溝です。

数値データは、sulciというフォルダに〇〇.txtに保存されています。

3列のテキストデータです。中心溝の端から端までを100分割して1列目は〇番目、2列目は深さ、3列目はprofileという複雑さです。

エクセルでグラフにしてみました。青が深さ、橙色が複雑さです。