5. 基準点(両耳・鼻)の決定

windowを大きくし、ToolBoxの

を押し、MRI画面をクリックし、MRI画像を大きく表示させます。

MRI画像が大きくなりすぎたときは

をクリックし、MRI画像をクリックします。

メニューバーから、Windows->Landmarksを選択します。

Landmark用windowが表示されます。


Landmarksに表示されているのは頭座標です。
頭座標の(0,0,0)は左右の耳の基準点を結ぶ線に、鼻の点から垂線を下ろした点です。
この点から右の耳の点に向かう方向が、x座標の正の方向、
この点から鼻の点に向かう方向が、y座標の正の方向、
x座標とy座標の正の方向の外積の方向が、z座標の正の方向、
となります。


Right PAの数値をクリックし、Gotoボタンを押すと、右耳の基準点に移動します。

ToolBox内の

を押し、画像内の白線が交差する付近をdragし、 白線の中央に、基準点がくるように設定します。 markerがあれば、marker上に白線の交差点がくるようにします。 Getボタンを押すと、この部が基準点と設定されます(暫定的頭座標で表示される)。

次に、左耳、鼻の基準点を設定していきます。

設定後、Applyボタンを押すと、設定した基準点を下に新たな頭座標が決定されます。 Right PA、Left PAのy,z座標は0に、Nasionのx,z座標は0となります。
Cancelボタンを押すと、設定した基準点は破棄されます。

HPIでプロットした点が、MRI上の頭部の輪郭に一致するかどうか確認します。 納得できるまで、座標合わせをします。なかなか1回では一致しません。

納得できればOKボタンを押し、Landmarksのwindowを閉じます。

メニューバーからFile->Saveを選択し、

今回合わせたMRI座標と頭座標間の変換座標を含んだ、新しいFIFF fileとして保存します。
.../sets/subjects_name_DICOMnumber_date.fif
として保存します。このfile名は任意の名前.fifにしてもOKです。

Landmarksのwindowが開いていると、 Saveボタンを押しても、目的とするFIFF ファイルは保存されません。

メニューバーからObjects->Clear all...->Pointsを選択すると、HPIでプロットした点は消去されます。