MRIcroの3D機能3
SPMの解剖画像に機能画像を重ね合わせて表示させます。
ここでは解剖画像と機能画像の座標、voxelの大きさが一致していると仮定しています。
MRIcroを起動し、脳を切り出した*.hdrファイルを読みます。
メニューバーのOverlay->Load functional overlay...を選び、機能画像*.hdrを選択します。
機能画像の値の範囲に合わせて、Display、PositiveまたはNegativeのrangeを設定します。
ここでは正値のみ最大値60からなる機能画像を想定し、DisplayをPositive ValueにPositive Rangeを0〜30としています。
Applyボタンを押し、好みの表示なっているかどうか検討しますが、途中で上記設定を変えることはできません。
再度Overlay->Load functional overlay...を選びなおす必要があります。
表示条件が問題なければを押し、
Render ウインドウのOverlay ROI/Depthにクリックを入れます。
視線を任意の角度にするにはRenderウインドウ右下のボタンをクリックし、Azimuth(方位角)、Elevation(仰角)を指定します。
RenderウインドウのCutoutにcheckを入れ、
Cutout sectorウインドウに切り取るboxの大きさを指定します。
Cutout sectorウインドウを閉じる指定したboxの大きさで切り取られた画像が表示されます。
RenderウインドウのCutoutのcheckを外すと、元の画像に戻ります。