Graph 2.9.4の場合

内容

Graph 2.9.4の場合... 1

脳磁図波形表示の基本形... 3

SSPの追加... 10

SSPで除去された波形を見る... 15

トリガー信号の表示と同期... 17

加算平均... 21

雑音のある施行を除外して加算平均... 27

STIM101のトリガー信号利用... 32

 

 

Graph2.9.4になり、ところどころ変更点があるようです。

 

DisplaysControl Panelを選択。

Widgetの選びびかたは

Control PanelWidgetsから選ぶようになりました。

また

視認性をよくするようにwigdetを並べる機能ができました。

また作成したwidgetDeleteできるようになりました。

EditOrganizeを選ぶと

ジグザグになります。個人的には好きではありません。

 

脳磁図波形表示の基本形

以下のようにwidgetsを組みます。

bufOrganizersringbufferで選択します。

sizeは搭載RAM容量の影響を受けるようですが5,000,000にしておきます。

MEGOrganizerspickで選択します。

namesMEG*としておきます。EEGを含めるときはEEG*STIを含めるときはSTI*を追加します。

filFiltersfilterで選択します。

pass-band(band-pass 1 50)とします。

pick(require ‘std-selections)と入力して作成します。

DisplaysSelectionというのが作成されます。

とりあえず左側頭部のセンサーを選択します。

DisplaysSelectionleft-temporal

これで以下のようになります。

widgetをつなぎます。

波形を選択し、ScaleAutoscaleボタンを押し、

Start & lengthlength10秒とします。

Resourcesを押します。

ch-label-space80とします。

チャンネル名が表示されました。

たぶん、これがGraphの基本形です。

 

 

SSPの追加

以下のようにwidgetを組みます。

基本形にssp widgetを追加します。

(require ‘ssp)とします。

buffer-length1,000,000とします。

CommandSSP dialog…を選択します。

FileLoadを選択します。

読み込むFIFFファイルを選択するとFIFFファイルに保存されたSSPが表示されます。全部選択し->を押します。

Onを選択すればSSPがかかります。

これでSSPがかかります。

DisplaysSelectionleft-temporal-magsで見てみます。

Resourcesch-label-space100にしています。

SSPなしは以下の通り。

SSPありは以下の通りです。

SSPで除去された波形を見る

以下のようにwidgetを組みます。

fsubMathbinaryを選択します。

functionfsubとします。

差分波形は以下のようになります。

 

 

トリガー信号の表示と同期

以下のようにwidgetを組みます。

STIOrganizespickと選択し

namesSTI*とします。

STI-plotterDisplaysplotterで選択します。

length2としch-label-space90とします。

計測ワークステーションがHP-UX版だとSTI001,002・・・となっています。

Linux版だとSTI101,(STI102),STI201,STI301に変更。

 

Resourcesを押します。1

move-hook(sync-view-2 *this* ‘display)

select-hook(sync-selection *this* ‘display)

とします。

同様にdisplay (Graph)Resourcesをクリックし

move-hook(sync-view-2 *this* ‘STI-display)

select-hook(sync-selection *this* ‘STI-display)

とします。

これでdisplaySTI-plotterが同期します。

以下の時間を移動させて、右ドラッグで時間帯を選択すると

displayで同じ時間帯が選択されます。

この機能はてんかん解析で脳波と脳磁図波形の時にも使えます。

 

加算平均

以下のようにwidgetをくみます。

xplotterDisplaysXplotterで選択します。averagexplotterは繋いでおくと加算平均ごとに画面が書き換わり遅くなるので、後で繋ぐことにします。

averageaverages(require ‘average)で取得します。

average widgetをダブルクリックします。

start-0.1

end0.2

do-averageONにします。

Parametersaveragerを選択します。

average-trigger(STI 0)とします。widgetの名前とチャンネル番号です。番号は0,1,2,3の順です。

全試行を加算平均します。

(average 0 999)とします。

averagexplotterを繋ぎます。

xplotterをダブルクリックし、

activeONにします。

加算波形が表示されます。

(save-average)で加算結果がFIFFファイルで保存されます。

 

雑音のある施行を除外して加算平均

ここは昔のGraphと扱いが異なっていました。

上記の加算平均widgetに2つwidgetsを追加します。

mag-rejectionOrganizerspickで選択します。

namesMEG*1です。名前はmag-rejectionでなければなりません。

grad-rejectionOrganizerspickで選択します。

namesMEG*2MEG*3です。名前はgrad-rejectionでなければなりません。

次にstd-rejectを読み込みます。

(require ‘std-reject)で呼び出します。

Parametersaveragerを選択します。

average-rejectionstd-rejectとします。

Parametersrejectionを選択します。

ここは昔のGraphと異なっています。

rejection-end0.2

rejection-start-0.1

rejection-mag-level”rejection-mag” widget1e-12

rejection-grad-level”rejection-grad” widget1e-10

rejection-eeg-levelは使わないので-1

rejection-eog-levelは使わないので-1

rejection-zero-source”fil” widget

とします。

加算平均します。

(average 0 999)

全試行加算だと210試行が加算されますが、std-rejectionの上記基準を追加すると96加算となっていました。

Graph termウインドウを開きました。

加算されなかった試行が表示されていますが、遡れないようです・・・。

 

STIM101のトリガー信号利用

解析ワークステーションがHP-UXからLinuxになってトリガー信号の扱いが変わりました。STI1011,2,4,8Vなどで電圧の変化でトリガー信号の種類を分けるようになりました。

以下のようにwidgetを組みます。

STIをダブルクリックします。

namesSTI101とします。

STI-plotterは以下のように表示されます。

1v2vの2つの刺激があります。

schmitt1Miscellaneousschmittで選択します。

trigger-level0.9とします。0.9v未満は0vに、以上は1vとなります。

schmitt2Miscellaneousschmittで選択します。

trigger-level0.9とします。1.9v未満は0vに、以上は1vとなります。

fsubMathunaryを選択します。

functionfsubとします。

triggerOrganizerspickを選択します。

namesSTI101とします。

Parametersaveragerを選択します。

average-trigger(trigger 0)とします。

STI1011vのみで加算するときのwidgetの組み合わせは以下の通りです。

averagesは以下のようになります。

STI1012vのみで加算するときのwidgetの組み合わせは以下の通りです。

averagesは以下のようになります。