内容
Graphが2.9.4になり、ところどころ変更点があるようです。
Displays→Control Panelを選択。
Widgetの選びびかたは
Control PanelのWidgetsから選ぶようになりました。
また
視認性をよくするようにwigdetを並べる機能ができました。
また作成したwidgetをDeleteできるようになりました。
Edit→Organizeを選ぶと
ジグザグになります。個人的には好きではありません。
以下のようにwidgetsを組みます。
bufはOrganizers→ringbufferで選択します。
sizeは搭載RAM容量の影響を受けるようですが5,000,000にしておきます。
MEGはOrganizers→pickで選択します。
namesはMEG*としておきます。EEGを含めるときはEEG*、STIを含めるときはSTI*を追加します。
filはFilters→filterで選択します。
pass-bandは(band-pass 1 50)とします。
pickは(require ‘std-selections)と入力して作成します。
DisplaysにSelectionというのが作成されます。
とりあえず左側頭部のセンサーを選択します。
Displays→Selection→left-temporal
これで以下のようになります。
各widgetをつなぎます。
波形を選択し、ScaleのAutoscaleボタンを押し、
Start & lengthのlengthは10秒とします。
Resourcesを押します。
ch-label-spaceを80とします。
チャンネル名が表示されました。
たぶん、これがGraphの基本形です。
以下のようにwidgetを組みます。
基本形にssp widgetを追加します。
(require ‘ssp)とします。
buffer-lengthは1,000,000とします。
Command→SSP dialog…を選択します。
File→Loadを選択します。
読み込むFIFFファイルを選択するとFIFFファイルに保存されたSSPが表示されます。全部選択し->を押します。
Onを選択すればSSPがかかります。
これでSSPがかかります。
Displays→Selection→left-temporal-magsで見てみます。
Resourcesでch-label-spaceを100にしています。
SSPなしは以下の通り。
SSPありは以下の通りです。
以下のようにwidgetを組みます。
fsubはMath→binaryを選択します。
functionはfsubとします。
差分波形は以下のようになります。
以下のようにwidgetを組みます。
STIはOrganizes→pickと選択し
namesはSTI*とします。
STI-plotterはDisplays→plotterで選択します。
lengthは2としch-label-spaceは90とします。
計測ワークステーションがHP-UX版だとSTI001,002・・・となっています。
Linux版だとSTI101,(STI102),STI201,STI301に変更。
Resourcesを押します。1
move-hookは(sync-view-2 *this* ‘display)
select-hookは(sync-selection *this* ‘display)
とします。
同様にdisplay (Graph)のResourcesをクリックし
move-hookは(sync-view-2 *this* ‘STI-display)
select-hookは(sync-selection *this* ‘STI-display)
とします。
これでdisplayとSTI-plotterが同期します。
以下の時間を移動させて、右ドラッグで時間帯を選択すると
displayで同じ時間帯が選択されます。
この機能はてんかん解析で脳波と脳磁図波形の時にも使えます。
以下のようにwidgetをくみます。
xplotterはDisplays→Xplotterで選択します。averageとxplotterは繋いでおくと加算平均ごとに画面が書き換わり遅くなるので、後で繋ぐことにします。
averageとaveragesは(require ‘average)で取得します。
average widgetをダブルクリックします。
startは-0.1
endは0.2
do-averageをONにします。
Parameters→averagerを選択します。
average-triggerを(STI 0)とします。widgetの名前とチャンネル番号です。番号は0,1,2,3の順です。
全試行を加算平均します。
(average 0 999)とします。
averageとxplotterを繋ぎます。
xplotterをダブルクリックし、
activeをONにします。
加算波形が表示されます。
(save-average)で加算結果がFIFFファイルで保存されます。
ここは昔のGraphと扱いが異なっていました。
上記の加算平均widgetに2つwidgetsを追加します。
mag-rejectionはOrganizers→pickで選択します。
namesはMEG*1です。名前はmag-rejectionでなければなりません。
grad-rejectionはOrganizers→pickで選択します。
namesはMEG*2とMEG*3です。名前はgrad-rejectionでなければなりません。
次にstd-rejectを読み込みます。
(require ‘std-reject)で呼び出します。
Parameters→averagerを選択します。
average-rejectionをstd-rejectとします。
Parameters→rejectionを選択します。
ここは昔のGraphと異なっています。
rejection-endは0.2
rejection-startは-0.1
rejection-mag-levelは”rejection-mag” widgetで1e-12
rejection-grad-levelは”rejection-grad” widgetで1e-10
rejection-eeg-levelは使わないので-1
rejection-eog-levelは使わないので-1
rejection-zero-sourceは”fil” widget
とします。
加算平均します。
(average 0 999)
全試行加算だと210試行が加算されますが、std-rejectionの上記基準を追加すると96加算となっていました。
Graph termウインドウを開きました。
加算されなかった試行が表示されていますが、遡れないようです・・・。
解析ワークステーションがHP-UXからLinuxになってトリガー信号の扱いが変わりました。STI101に1,2,4,8Vなどで電圧の変化でトリガー信号の種類を分けるようになりました。
以下のようにwidgetを組みます。
STIをダブルクリックします。
namesはSTI101とします。
STI-plotterは以下のように表示されます。
1vと2vの2つの刺激があります。
schmitt1はMiscellaneous→schmittで選択します。
trigger-levelは0.9とします。0.9v未満は0vに、以上は1vとなります。
schmitt2はMiscellaneous→schmittで選択します。
trigger-levelは0.9とします。1.9v未満は0vに、以上は1vとなります。
fsubはMath→unaryを選択します。
functionはfsubとします。
triggerはOrganizers→pickを選択します。
namesはSTI101とします。
Parameters→averagerを選択します。
average-triggerは(trigger 0)とします。
STI101の1vのみで加算するときのwidgetの組み合わせは以下の通りです。
averagesは以下のようになります。
STI101の2vのみで加算するときのwidgetの組み合わせは以下の通りです。
averagesは以下のようになります。