電流源推定の準備

BESAの電流源推定でも均質導体球モデルを用いています。 球の中心座標は、最初にファイルを読みにいくときに中心座標のある***.cotというファイルを探します。 実はテキストファイルで
x y z HC
と書かれてあるだけです。x y zはメートル表示で空白で仕切ってあります。 頭座標のときはHCで、device座標のときはDCになります。 ***.cotファイルがないときはFIFFファイルのHPIで登録した点から中心座標を算出するようです。
中心座標はメニューバーからFile->Head Surface Points and Sensors->View Allとして

適当に表示されたwindowの大きさを変化させれば左上に表示されます。

HPIで登録した頭皮上の点は黒い点で表示されていますが、小さすぎてよく見えません。

Neuromagで電流源推定を行うには、Source Modellingで波形のピークを選び、等磁場線図を表示させ、 電流源の影響のあるセンサーを選択してFITボタンを押し、等価電流双極子を計算させるという手順です。 他にもいろいろな方法がありますが通常上記の方法をとります。

BESAでは一旦、時間帯・センサーを選択し、選択された信号を最も満足させる電流源を推定するという手順をとります。 まず波形上を左ドラッグして黄色にハイライトさせた後、右クリックしSource Analysisを選択します。

電流源解析の時間帯、周波数フィルターなどの指定が表示されます。ここでは10〜300msとしました。 またセンサーは全部選びました。

Source Analysisボタンを押します。これで電流源推定の準備ができました。

右下画面の頭の絵のところで右クリックし、Display Standard MRIを選択します。

右下に見栄えのある3D-MRI画像が出てきました。因みにtemplateで、被験者の頭ではありません。

NeuromagのMriLabのような画面も出ます。しつこいようですがtemplateです。